【矯正ブログ】口呼吸を続けていると、 不正咬合を生み出す悪循環が起こります

2024年05月10日

矯正歯科治療にとっては、この不正咬合を生み出す悪循環を子どものうちに断ち切ることが大切なのです。

口呼吸をする

口を開けたまま呼吸をするので、口の中が乾き、哩液による殺園作用が不充分になり、むし歯や歯周病、口臭などの原因になります。
また、風邪をひきやすく、咽頭炎や扁挑炎にかかりやすくなります。
口呼吸をするときは空気をスムーズに通そうとして、舌を本来あるべき正しい位置よりも下げています。

舌の位置が正しくない

口呼吸をするときは、気づかずに舌の位置を低くしたり、前に出しています。このクセがつくと、はっきりと発音できなかったり、食べ物をろまく飲み込めなくなったりします。
舌の変なクセは、歯並びにも影響します。上あごが狭くなり、下あごが後ずさりして「上頸前突」になったり、舌の位置によっては「開咬」になったり、下あご全体を突き出して「反対咬合」になったりします。
舌の位置が悪いと、奥歯でしっかり噛むこともできません。

口蓋が狭い

遺伝で口蓋(上あごの骨)か狭い人もいますが、奥歯で広がらず、狭いままになる人もいます。
きちんと噛まないために口盛が口蓋が狭いと、前菌が並ぶ場所が足りず、はみ出して「叢生」や「上顎前突」になります。
口蓋を上あごの天井と考えると、その天井真には鼻腔(鼻の穴の奥)があるため、口蓋が狭いと鼻腔も狭くなり、鼻気道を充分に確保できません。

気道が狭い・鼻がつまる

体質的なものもあるかもしれませんが、子どものうちは扇線が遭れやすいため、アデノイドが大きくなって気道が狭くなりがちです。また、鼻の粘膜が炎症をおこしやすい時期でもあります。
気道が狭くなったり、鼻がつまったりすると、鼻から呼吸ができなくなるため、口で呼吸をするようになります。

 

 

「口呼吸はわざわいのもと 小児矯正歯科治療の現場から」保田好秀著より抜粋

 

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岩坂歯科医院

院長 岩坂憲助

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